走査式モビリティーパーティクルサイザー SMPS3938シリーズ
DMAとCPCの自由選択で構成される走査式ナノ粒子粒径分布計測器
概要
SMPSモデル3938シリーズは1~1000 nmというサブミクロン領域の粒子を最大128チャンネル/decadeの高分解能で連続的に計測する自動連続粒径分布計測装置です。この装置の大きな特徴として、4種類のDMA(静電分級器)と5種類のCPC(凝縮粒子カウンター)を研究目的に応じ自由に組み合わせることができます。これにより、より詳細で目的に添った粒径情報を得ることが可能です。さらに、DMAが組み込まれたモデル3082(DMA制御プラットフォーム)とCPCはそれぞれ単体で、単分散粒子発生器と粒子個数濃度計測装置として使用することも可能です。
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特徴
- 短縮化された計測時間:1 回の粒径分布データを最短10 秒で計測可能(時間はユーザーにて選択)
- 専用のAIMソフトウエアで操作を簡易化し、測定データを自動保存します。
- ISO15900:2009に準拠
- 幅広い計測粒径レンジ:計測可能レンジは1~1000 nm※1
- ワイドな濃度範囲:1~107 個/ccまで対応可能。
- 多様なユーザー設定機能:目的に合わせた流量を選択することで、一定の粒径範囲に焦点を絞った計測が可能です。また、各構成装置を用途に応じて単分散粒子発生器や個数濃度計測装置としてもご使用いただけます。
応用例
- 基礎エアロゾル/粒子挙動研究
- ナノテクノロジー関連研究/開発
- 大気環境・気象研究
- 屋内環境調査/モニタリング
- 汚染調査
- スモッグチャンバーの評価
- 環境モニタリング
- フィルタ/空気清浄機の性能試験
- 燃焼粒子/自動車排ガス研究
- 粒子生成等の研究
- マテリアル合成
- スプレー/粉体/生成粒子の特性評価
- 吸入毒性研究
仕様
粒径範囲 | カタログの3938シリーズ構成表参照 |
---|---|
分解能 | 最大128チャンネル/decade |
サンプル濃度範囲 | 1~107 個/cc |
計測時間 | 10~300 秒(ユーザー設定、自動連続計測) |
データロギング | 3082に内蔵されたロガーを使用することにより、PC無しの状態でも2週間の測定が可能 |
流量 | サンプル流量:0.2~5 L/min(ユーザー設定) シース流量:2~30 L/min (ユーザー設定) |
凝縮液 | 3938シリーズ構成表参照 |
作動環境 | サンプル条件 サンプル温度:10~40 ℃ サンプル湿度:0~90 %(結露なきこと) 吸引圧:75~125 kPa |
中和器 | 別途お打ち合わせ |
インパクター | シングルステージインパクター(カット径は3タイプ) |
暖機時間(CPC) | 約10分(環境温度20 ℃の場合) |
通信 | RS-232、USBケーブル、イーサネット |
電源 | CPC、WCPC、3082の各装置の仕様を参照のこと※2 |
寸法&重量 | CPC、WCPC、3082の各装置の仕様を参照のこと※3 |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
※1:組み合わせモデルの仕様により異なります。
電源(※2)
3750CPC 200 W
3752/6/7CPC 33 5W
3789WCPC 200 W
3082 200 W
寸法(H×W×D)&重量(※3)
3081A 61×8×8 cm/5.4 kg
3085A 21×10×10 cm/2.2 kg
3086 19×10×10 cm/2 kg
3083 47×13×13 cm/8.5 kg
3082 40×28×40 cm/14.2 kg
3750 27.5×18.3×29.9 cm/6.6 kg
3752 30.0×30.3×34.3 cm/9.1 kg
3756 30.1×28.1×35.4 cm/9.1 kg
3757 33.2×28.1×36.3 cm/9.1 kg
3789 31×18×40 cm/8 kg